<M&I>琉球フェスティバル2016




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琉球フェスティバル2016 | 公演詳細

10月2日(日)東京・日比谷野外大音楽堂

開場15:15/開演16:00 ※雨天決行
前売¥7,000/当日¥7,500(全席指定・税込)

出演:うないぐみ(古謝美佐子・宮里奈美子・比屋根幸乃・島袋恵美子)/大工哲弘 with 大工苗子
   パーシャクラブ/しゃかり/下地イサム/よなは徹/園田エイサー
司会:ガレッジセール


チケット一般発売:6月24日(金)

プレイガイド
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:297-849)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:71155)
イープラス
銀座わしたショップ 03-3535-6991
・M&Iカンパニー 03-5453-8899

主催:テレビ朝日/ぴあ/文化放送/InterFM897
協賛:瑞泉酒造/オリオンビール/沖縄ツーリスト/リトル沖縄
協力:東京沖縄県人会/シカゴプランニング


問い合わせ:M&Iカンパニー 03-5453-8899


「琉フェス」は、東京にいながらにして、
「島の歌の今」を満喫できる最高のステージである。

 16年の秋。21回目を迎える「琉球フェスティバル」である。

 昭和49年(1974年)とその翌年に開かれた同名の祭典を、新世代のファンの願いと共に復活させたのが、東京公演としては1996年。以後、フェスティバルは途切れることなく今に続いてきた。

 嘉手苅林昌、照屋林助、登川誠仁など戦後の土台を築いた先人の多くは、もはやライブで見ることはかなわないものの、第二、第三世代はもちろん、第四世代ら若手たちの伸長もめざましい。「琉フェス」は、東京にいながらにして、こんな彼ら彼女たちによる「島の歌の今」を満喫できる最高のステージである。今年も、その豊かなリズム、その熱いメッセージを堪能いただきたい。

○八重山歌謡の大御所、大工哲弘は、昭和の「琉球フェスティバル」の時代から本土に島唄を紹介してきた人物だ。多様なジャンルとの交流でも知られ、久保田麻琴プロデュースによる『BLUE YAIMA』(13年)も話題になった。昨年は「八重山(やいま)うた大哲会」を結成し、加えて、この7月に正式発足した各民謡団体をまとめる沖縄県民謡合同連合会の代表も務める。奥さんの大工苗子は、琴や踊りの名手としても活躍する。

○うないぐみは、古謝美佐子、宮里奈美子、比屋根幸乃、島袋恵美子の女性4人によるグループ。「うない」とは姉妹のことで、国際的な活動をする古謝を中心に、女性の視点から沖縄の今を捉え直してみせる。2015年には坂本龍一との共同制作で「弥勒世果報(みるくゆがふ)」を制作、このシングル盤の収入はすべて辺野古基金に寄付されている。

○2002年以来、欠かさずステージに上るパーシャクラブは「琉フェスのバンド」とすら言えるかも。リード・ボーカルは、もちろん八重山歌謡の雄、新良幸人。本来は伝承歌で鍛えた名シンガーだが、ここ日比谷野外音楽堂でのステージだけは(?)、とてつもなくハジケた異形で登場するのが定着している。はたして今年は…。

○同じく、日比谷野音のライブに欠かせないのが、よなは徹。この3月にアルバム『Roots〜琉楽継承 其の一』を発表し、琉球古典から古い俗謡まで歌いこなせる稀有なシンガーとしての実力をしっかりと聴かせてくれた。今年は同アルバムのツアーの真っ最中だが、日比谷野音はそのフィナーレとなるかも知れない。

○2004年の出演以来となるのが、ちあきをリード・ボーカルとする「しゃかり」。島唄の素養をベースとして、女性らしい現代沖縄ポップの「型」を作ったのがこのグループだ。ちあきは、初代ディアマンテスのフロント歌手でもあった人。昨年、10枚目となるアルバム『Life』を完成させたが、ARIAのバイオリンと共に、その洗練されたサウンドを期待される。

○宮古島のシンガー、というよりも、宮古島独特の言葉を「武器」に孤高の沖縄ポップを作り上げたのが下地イサム。2年ぶりのステージとなる。新良幸人とのユニット「SAKISHIMA meeting」での国内外での活動や、BEGINの島袋優との「シモブクレコード」での活動などでも知られるが、その容姿の良さも評価されてモデルとしてもメディアに登場している。

○エイサーは、現代沖縄の代名詞の一つと言っていいはずだ。園田(そんだ)青年会は、今や全国に広まったエイサーのリズム・アンサンブルや踊りにおいて、最も影響を及ぼす「チーム」。今年の「琉フェス」では、同青年会のOBを筆頭に、これぞ「ソンダのエイサー!」というエッセンスを聴いていただく。

○そして司会は、いつものようにガレッジセールの、ゴリ、川田の二人が担当。テレビや映画などにも忙しい二人だが、なによりゴリが座長となった「おきなわ新喜劇」の活動が嬉しい。ローカルに根を張って(張れて)こその沖縄らしさ。彼らの最新演目の一つ「世界のヤッケームン大会」は、もちろん、「琉フェス」の後に開催される「第6回世界のウチナーンチュ大会」のお笑いバージョンだ。


藤田正(音楽評論家/「コザ・てるりん祭」プロデューサー)